学生時代は映画館でアルバイトまでしていたという映画好きの施主様が、「シアタールーム」のあるマイホームを建てました。広さは10帖。映像も音響も本格的で、そこはまさに映画館そのものです。

 

外から光が入らず、遮音にも配慮し、映画に没頭できるシアタールーム。

スクリーンサイズとプロジェクターとの最適な距離を設計に組み込んだり、音の反響干渉を防ぐために壁にわずか1度の角度をつけたりと、実に精密な施工が施されている。

 

 

 

通りから一段上がった、プライバシーが守りやすい高台に建つ家。

視線を隠す役目を持たせながら、スタイリッシュに見せる格子デザインは見事。

 

 

 

落ち着いた色合いのブルーグレーの壁でデザインしたリビング。

テレビ側の壁面は、本物ならではの質感が目を楽しませてくれる天然石タイル張りとなっている。窓の外はウッドデッキ仕様になっており、高台に位置するため2階のバルコニー感覚の解放感が味わえる。

 

 

 

この写真の手前側も通路になっているアイランドキッチン。

「どこからでも回りこめ、行き止まり感がないので広く感じるし、何より使いやすくて便利ですね」と奥様。

 

 

 

キッチンの背面収納と連続する引き戸を開けると、さらにその奥には奥様の趣味室の扉が。

室内は、壁に沿ってカウンターデスクと書棚が造作され、個人図書室感覚で使えるようになっている。

「キッチン仕事の合間に利用できてとても便利です」と奥様も嬉しそう。

 

 

 

もうすぐお子様が誕生するというご夫妻は、お子様を寝かせられる場所として、和室をLDKに隣接してレイアウト。

 

 

 

夫婦とも仕事を持っているため、洗濯は夜になることが多く、そのために用意したのがこの室内干しスペース。

窓の外は庇付きのバルコニー。

 

 

 

玄関ホールとは別に、同じ広さで隣接させた家族用の上がり口とシューズクローク。

「外出用の服が掛けられるのも便利です」とご夫婦。

 

 

 

脱衣室から分離させた洗面化粧台は、奥様が選んだタイルでデザイン。